オリーブヤングで「ダーマ」と書かれた棚を見かけて、「皮膚科のコスメってこと?どれが定番なの?」と気になった人も多いのではないでしょうか。
この記事では、韓国のダーマコスメの意味と、日本で正規に買える4ブランドを「どこから生まれたブランドか」「日本ではだれが売っているか」で比べました。肌に合うかは人によって違うので、選ぶときの注意も最後にまとめています。
(更新日:2026年10月)
ダーマコスメとは?韓国で広がっている理由

ダーマコスメ(ダーモコスメ)は、皮膚科学(ダーマトロジー)と化粧品(コスメティクス)を組み合わせた言葉です。皮膚科の研究や、皮膚科医・医療機関の知見をもとに作られた化粧品を指して使われます。
ただし、「ダーマコスメ」は法律で決まった分類の名前ではありません。日本で売られている商品は、ほかのスキンケアと同じく「化粧品」か「医薬部外品」です。皮膚科で出される薬とは別のものと考えましょう。
韓国の大手コスメ店オリーブヤングは、ダーモコスメについて次のように紹介しています(CJオリーブヤング 2026年9月29日)。
- 以前は「敏感肌のための低刺激化粧品」というイメージが強かった
- 今は、成分や研究・検証の過程まで確かめて選ぶ人が増えている
- ヨーロッパのブランドが中心だった市場で、韓国の製薬会社や医療機関から生まれたブランドが存在感を高めている
- 2026年初めに、韓国ブランド中心の売り場「アドバンスド・ダーマ」を新しく作った
同じ記事では、医療機関で実績を積んだブランドの例として「AESTURA」と「ZEROID」が挙げられています。このうちZEROIDは、日本での公式の販売を確認できなかったため、この記事の比較からは外しました。
日本で買える韓国ダーマコスメ4ブランド早見表
「ダーマ」とひと口に言っても、生まれはブランドごとに違います。製薬会社から始まったブランドもあれば、皮膚科クリニックが母体のブランドもあります。日本の販売元が決まっているかどうかも、正規品を選ぶときの目安になります。
| ブランド | どこから生まれたか | 日本での展開 | 主なシリーズ |
|---|---|---|---|
| AESTURA(エストラ) | 製薬会社「太平洋製薬」から1982年にスタート。アモーレパシフィックのブランド | 2023年9月に本格上陸。Amazon・Qoo10・楽天市場の公式ショップ、ドラッグストアなど | アトバリア365、エイシカ365、ダーマUV365 など |
| Dr.G(ドクタージー) | 皮膚科医が開いた美容皮膚科「ゴウンセサンクリニック」から2003年に誕生 | 2020年に本格上陸。Qoo10・楽天市場の公式ショップ | レッドブレミッシュ など |
| CNP Laboratory(シーエヌピー) | 「CNP チャアンドパク皮膚科」を母体に2000年に誕生 | 銀座ステファニー化粧品が国内唯一の正規代理店。バラエティショップ、ドン・キホーテなど | プロP、ダーマアンサー など |
| Dr.Jart+(ドクタージャルト) | 2004年に韓国で創業。現在はエスティ ローダー カンパニーズのブランド | 2024年4月に再上陸。販売元はELCジャパン。マツモトキヨシ・ココカラファインなど | シカペア、バイタル ハイドラ ソリューション など |
※販売先は各社の発表時点の情報です。最新の取扱店は各ブランドの公式サイト・公式SNSで確かめてください。
ブランド別の特徴と代表アイテム
ここでは、日本で手に入りやすい代表アイテムを1つずつ紹介します。ランキングではありません。効果の感じ方には個人差があります。
AESTURA(エストラ):製薬会社から生まれた「ダーマ部門」の常連
アモーレパシフィックのブランドで、1982年に「太平洋製薬」という製薬会社から始まりました。韓国の消費者投票で選ばれる「今年のブランド大賞」では、ダーマコスメ部門で11年連続1位になっています(2026年)。
日本の公式サイトでは、肌悩み別に5つのシリーズを紹介しています。いちばん知られているのは、乾燥しやすい敏感な肌向けの保湿ライン「アトバリア365」です。
おすすめポイント
- アトバリア365 クリームは80mLで3,000円+税(メーカー発表)
- Amazon・Qoo10・楽天市場に公式ショップがあり、正規品を選びやすい
- 保湿・赤み・皮脂・UVなど、悩み別にシリーズが分かれている
Dr.G(ドクタージー):美容皮膚科クリニック発のブランド
皮膚科医のアン・ゴンヨン博士が1998年に開いた美容皮膚科「ゴウンセサンクリニック」から、2003年に生まれたブランドです。日本には2020年に本格上陸し、Qoo10と楽天市場に公式ショップがあります。
おすすめポイント
- 代表の「レッドブレミッシュ クリアスージングクリーム」は50mLで2,420円(税込)
- 本国メーカーの累計出荷数が3,200万個というロングセラー
- 同じ「レッドブレミッシュ」シリーズに美容液もあり、ラインでそろえられる
CNP Laboratory:皮膚科を母体にした「プロポリス」のブランド
「CNP チャアンドパク皮膚科」を母体に、2000年に生まれたブランドです。日本では銀座ステファニー化粧品が国内唯一の正規代理店として販売しています。プロポリスエキスを配合した「プロP」シリーズが定番で、日本限定の商品も出ています。
おすすめポイント
- 日本の正規代理店がはっきりしていて、バラエティショップでも見つけやすい
- 美容液「プロP セラム」は15mLの小さめサイズから選べる
- 化粧水・クリームなど同じシリーズでそろえられる
編集長個人的には、CNPは定期的に買っています!
Dr.Jart+(ドクタージャルト):シカペアで知られる再上陸ブランド
2004年に韓国で創業したブランドで、現在はエスティ ローダー カンパニーズの一員です。ショッピングモールの店舗紹介などでは「韓国発のダーマコスメブランド」と紹介されています。日本では2024年4月にELCジャパンを販売元として再上陸しました。
おすすめポイント
- ツボクサエキス配合の「シカペア」シリーズが有名
- 保湿の「バイタル ハイドラ ソリューション」、セラミド配合の「セラマイディン」など、目的別にラインがある
- ドラッグストアの一部店舗で実物を見て選べる
ダーマコスメを選ぶときに気をつけたい3つのこと
「ダーマ」は肌に合う保証ではない
皮膚科の知見から作られていても、すべての人の肌に合うわけではありません。初めて使うときは、腕の内側などの目立たない場所で少しだけ試し、問題がなければ顔の狭い範囲から使いましょう。新しいアイテムは1つずつ始めると、合わなかったときに原因がわかります。
日本の正規品を選ぶ
日本の正規品には、日本語の全成分表示がついています。この記事の4ブランドは日本の販売元や公式ショップがあるので、まずはそこから選ぶと成分を確かめやすく安心です。通販サイトごとの違いは、こちらで比べています。


韓国で買うなら成分表示を写真に撮っておく
オリーブヤングなど韓国の店舗で買う商品は、成分がハングルや英語だけで書かれていることが多いです。苦手な成分がある人は、箱の成分表示を写真に撮っておくと、あとで調べるときに役立ちます。
よくある疑問
- ダーマコスメは皮膚科で処方されるものですか?
-
日本のドラッグストアや通販で売られているダーマコスメは、薬ではなく化粧品(または医薬部外品)です。肌に症状があるときは、化粧品で何とかしようとせず、皮膚科で相談してください。
- 「ダーマ」と「ダーモ」は違うものですか?
-
どちらも同じ意味で使われています。日本では「ダーマコスメ」、オリーブヤングの日本語記事では「ダーモコスメ」と書かれることがあります。
- 韓国で買うのと日本で買うのはどちらがいいですか?
-
韓国では日本未発売の商品に出会えるのが楽しみです。一方で、日本語の成分表示や日本の販売元への問い合わせが必要なら、日本の正規品が向いています。肌が敏感な人は、まず日本の正規品で試すのがおすすめです。
まとめ:生まれと販売元を見て、少しずつ試す
- ダーマコスメは「皮膚科学の知見から作られた化粧品」のこと。薬ではない
- 韓国では製薬会社発・皮膚科クリニック発のブランドが増えている
- 日本で買うなら、販売元や公式ショップがはっきりしたブランドから選ぶ
- 初めてのアイテムは少しずつ・1つずつ試す
参考
- CJオリーブヤング「今、Kビューティーが『ダーモ』に本気な理由」(2026年9月29日)
- アモーレパシフィック「AESTURA、韓国2026今年のブランド大賞『ダーマコスメ部門』NO.1」(2026年9月4日)
- アモーレパシフィックジャパン「AESTURA」ブランド公式サイトオープンのお知らせ(PR TIMES 2025年9月10日)
- AESTURA 日本公式サイト
- Gowoonsesang Cosmetics「Dr.G」新商品のお知らせ(PR TIMES 2026年4月13日)
- 銀座ステファニー化粧品「CNP ダーマアンサー」発売のお知らせ(2024年9月30日)
- エスティ ローダー カンパニーズ「Dr.Jart+」
- WWDJAPAN「ドクタージャルト」再上陸の記事(2024年7月5日)


